ポートって何?
前回の IPアドレス に関連するものとしてポートというものがありますのでメモしていきます。
ポートとは
前回メモした IPアドレス は住所のイメージでしたが、ポートはマンションの「ドア」のイメージです。
通常、家への出入りは玄関のドアを通りますよね。
これと同じようにネットワークの世界でもデータの送受信をするときは複数あるドアのどれかを通ってコンピュータとネットワーク間を行き来します。
ポート番号とは
ポート番号は部屋番号のイメージになります。
例えば、マンションに暮らしていて家に入る際、当たり前ですが自分の部屋番号をのドア開けて入りますよね。
ポート番号もこの部屋番号と同じイメージですが、データの種類によってどのドアを通るか決まっていることもあれば、決まっていないこともあります。
例えば、インターネットのデータは80番のドアを通ると決まっています。
代表的なポート番号
ポート番号 | 特徴 |
---|---|
20、21 | FTP(ファイル転送) |
22 | SSH(他のコンピュータに接続し遠隔操作をする仕組み、通信は暗号化されている) |
23 | Telnet(他のコンピュータに接続し遠隔操作をする仕組み、通信は暗号化されない) |
53 | DNS(IPアドレスとドメイン名の紐付けを管理) |
67、68 | DHCP(IPアドレスを割り当てる仕組み) |
80 | HTTP(ウェブサーバとウェブクライアント用の通信する仕組み、通信は暗号化されていない) |
110 | POP3(メールを受信する仕組み) |
443 | HTTPS(ウェブサーバとウェブクライアント用の通信する仕組み、通信は暗号化されている) |
587 | SMTP(メールを送信する仕組み) |
ポート番号の種類
ウェルノウンポート
ポート番号は0から65535まで存在しますが、そのなかでも0~1023までを「ウェルノウンポート番号」といいます。
文字通り「よく知られているポート番号」で、代表的なサービスやプロトコルが利用するために予約されている番号のことです。
レジスタードポート
1024~49151までの番号で、メーカー独自のアプリケーション用ポートです。
ダイナミックポート(プライベートポート)
残りの49152~65535は、ユーザが自由に扱えるポート番号となっています。
注意点
基本的にポート番号は必要最低限の番号(80番や443番など)以外は施錠されていて出入りすることができないようになっています。
なぜかというと、どのポート番号も施錠されていないと犯罪者が侵入し悪さをする可能性が高まるため、使わないポート番号は施錠しておくのです。
玄関も窓も全部施錠していない家はほとんどないですよね。それと同じです。
そのため、特定のアプリケーションで通信が必要な場合はファイアウォールの設定で特定のポート番号のみ開錠する必要がありますd( ̄  ̄)
ちなみに、開錠することを「ポート開放」や「ポートを開ける」などといい、施錠することを「ポートを閉じる」などといいます。
最後までお読みいただきありがとうございました☆
次回の裏メモは「MACアドレスって何? 」です。
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